Debian GNU/Linux 4.0 "etch"
先日、大分予定から遅れたものの、無事リリースされ、大反響のDebian4.0"etch"。
Debian勉強会に行って、妙に高まったモチベーションのため、
勉強会から帰ってきた勢いで、自宅のノートパソコンのWin/Linux環境を再構築しました。
今まではWinXP上のVMware ServerでDebian GNU/Linux unstable"sid"を動かしていたのですが、
そもそも要らなくなって人からもらったパソコンなので、
あまりパワーがなく、動作がもっさりしていてストレスが溜まり、
結局研究の方に気持ちが向かず、手つかずの状態になっていました。
なので、「こりゃやっぱりネイティブで動かすしかないだろ」ということで
Winもインストールし直し、パーティションを切り直し、
デュアルブートにしました。
(grubって簡単に設定できるのね。)
今回、正式リリースされたetchのnetinstイメージでインストールしたのですが、
(前回はtestingのイメージでやってた)
大部分は変わっていなかったのですが、一つ驚いたことが。
使ってるノートのビデオカードがATIのMobility Radeon 9600なのですが、
これまで、普通にインストールしただけではうまくドライバが機能せず、
direct renderingがどうしても"Yes"にはなりませんでした(多分やり方はあったんだろうけど、カーネル再構築とかはリスキーな感じがしてやりたくなかった)。
ところが、今回は単にaptitudeでx-window-systemをインストールしただけで、
勝手に最適な設定にしてくれて、ドライバも読み込まれ、
direct renderingも"Yes"になっていました。
すげー。
やっぱ着実に進化してるんですね。
別段3次元な何かをするわけではないけど(GIS上で地形表示とかはする時が来るかもしれない)、
与えられている機能を十分使い切れていないのって何かイヤじゃないですか。
今回素人でもうまく動くようになってくれてすごくハッピーでした。
でも、Debian勉強会の席やWebサイトで、のがたじゅんさんが仰ってたけど、
基本的にはLinuxでATIのビデオカードは鬼門な感じ。
これはDebian触り初めてすぐに感じました。
何だかんだ言って、nvidiaのほうが環境が整ってる感じ。
(ちなみにウチのデスクトップはMatroxなので更に鬼門。Linux使う環境じゃないね。)
別にATIは嫌いじゃないけど、もうちょっとこっちの面でも頑張って欲しいな。
巨人Intelに対抗するには、例えばオープンソースコミュニティーを味方に付けるというのは、
すごく大きい力になると思うんだけどな。 >AMDさん