proj.4を使って、緯度経度の値をUTM座標の座標値に変換する方法

proj +proj=utm +zone=53 +ellps=WGS84+init=EPSG:3099 -f %.3f

意味は、最初の「+proj=」の後に、utmと入れることで、utm座標系の値が欲しい、と宣言する。
次の「+zone=」がUTMゾーンの数字を入れるところ。
次の「+ellps=」が準拠楕円体を指定するところ。
「+init=EPSG:」の後にEPSGコードを入れればよかった(なーんだ)。
「EPSG:3099」は「JGD2000 / UTM zone 53N」という意味。
最後の-fオプションが小数点以下の桁数指定で、%.3fとすることで小数点以下3桁になる。
ここで一旦リターンキーを押す。
すると入力待ち状態になるので、

135.000 40.000

とか入力してエンターキーを押すと、

500000.000	4427757.219

こんな感じで値が出てくる。
続いて入力待ちになっているので、また緯度経度の値を入力するとまた計算結果を返してくれる。
終了したいときはControl+Cで終了した。

2018-05-23追記

最近は以下のように書かないとダメらしい。projのバージョンは4.9.2でUbuntu16.04 64bitで検証。

echo 135.000 40.000 | cs2cs +init=epsg:4326 +to +init=epsg:3099 -f %.3f
500000.000	4427757.219 0.000