朝日遺跡にやってきました。

今日は、朝日遺跡の発掘現場にお邪魔させて頂いて、調査を見学させて頂きました。


以前から赤塚次郎さんに「一度見に来てみなよ」とお誘いを受けていたので、ようやく念願が叶った感じです。


遺構掘削中の調査区に立って、土のことや遺構の状態などについて教えて頂きました。
浮神unitで現在話題沸騰中の「標準層位モデル」について検討した痕跡も残されていました(笑)。
洪水層などが比較的広範囲に広がっていて、かつ遺跡の規模が大きい場合*1はこういったモデルを組み立てておいた方が有利なのだということを実感しました。
ただ、ある程度土の状態がそれぞれの層位で明瞭に区別できる必要があるなぁ。
朝日遺跡の場合は遺物を包含している層のシルトや粘土、基盤層といった感じで比較的はっきりと土の質が異なるみたいで、こういったことが理解しやすいのかも。


あとは、朝日遺跡の調査で実験的に行われていることなども見せて頂きました。
日誌、遺構や遺物の一覧などのデータ管理についてはただただ驚嘆するばかり。
システム開発をされた方に脱帽です。素晴らしい。売れますよ、このシステム。
他にも赤塚さんと色々と雑談。いつものことながら、非常に有益なご教示をたくさん頂きました。
考古学solutionの今後にも期待!


今回は遺構掘削中と表土剥ぎの段階だったので、電子平板などのシステムは本格稼働しておらず、ちゃんと見られませんでした(一部動いていたけど)。
普通の平板が、パソコンを置く台として使われていたのが印象的でした…。
また見学させてもらいたいなぁ…。


「年明けにバイトしに来ない?」ってお誘いを受けてしまいましたが、
苦笑いでしかお答えできませんでした…。
いや、行けばきっとすごく勉強にはなると思うんですよ。
だけど…
申し訳ありません、僕も原稿書かなきゃいけないもので…。
え?早めにやっとけって?そんなご無体な…。


以下は色々と写真。


*1:でなくても有効だとは思いますが、特に。