『福井県史』

さっき、何の気無しに筒城宮のことをGoogleで検索にかけたら、
福井県文書館のサイトが引っかかりました。
それで驚いた!
福井県史』が全文デジタル化されてる!しかも図版入りで!!(←単に本文データを貼り付けただけじゃないところが偉い!ちゃんとコンテンツとして考えられている!)


検索に引っかかったのは「通史編」ですが、
同じ「デジタル歴史情報」のページには「統計編」のデータも公開されており、
しかもそれがCSVファイルでダウンロードできるようになってます。
素晴らしい!!*1


他にもこういう取り組みがあるのかもしれないですが、
不勉強なもので、寡聞にして知りません。
でも、こういう取り組みは必要だと常々思っていたので、
実際に行われているとちょっと嬉しい。


だいたい、現在は出版もデジタル化しているのだから、
デジタルデータ化は容易なはず。
問題は著作権などの権利だけだと思うのですが…*2


公開されば、やはりその役割は大きく、
実際にGoogleページランクも上位に位置しているわけですから、
その意味はもっと考えられて良いと思います。




追記
すかーり忘れておりました…すみません>ta-niiyanさま
ご指摘ありがとうございました。


http://arcadia.archaeo.cs.titech.ac.jp/
の存在がありました!
しかもコンテンツとして非常に完成しているものとして!
これは

2006年10月1日現在では、『千葉県の歴史 資料編 考古2(弥生・古墳時代)県史シリーズ10』の古墳時代部分のみ登録しています。

ARCADIA「収録データについて」より

のデータが収録されたものです。
このプロジェクトを初めて聞いたときは衝撃的だったなー。
遂にここまで来たかーと思って…。


こちらの場合は、著作権に関しては、
その遺跡の調査を行ったり、原典の編集を行った各調査機関がそのまま保持していて、
転載する場合は出典を明記し、かつARCADIA利用の旨も加えればなお良しという形ですね。


著作権は保持していてもデータをデジタル化してWebに載せること自体は、
問題のあることではないということですね。
埋蔵文化財に関しては、これによって取り立てて被害が生まれるということはないのかな…。

*1:ただし、自己解凍形式のexeファイルになっているのはちょっといただけないかも…。

*2:ziroさんが仰るように、クリエイティブ・コモンズとかを使うことで何とかならないのだろうか…。