モバイル・コンピューティング環境

いきなりリンクばっかり挙げられていて何のことだかわからなかったと思います。
申し訳ありません。
備忘録でもあったので…。


何のことかというと、まぁ要するにモバイル・コンピューティングするに当たって、自分の興味あるハードを挙げてみたわけです。


パーソナル・コンピュータがマルチメディア化していくにつれ、
メディアセンターとして、またポータブル・メディア・ストレージとしての役割が益々強くなってきています。
また、一方で屋外に持ち出す以上軽さも重要になってきています。
そして常時電源が確保出来ない環境においてはスタンドアロンで駆動する時間も重要となってきています。


最近、こうした要求に対して、次々と新しい試みに基づいたハードウェアが発表されてきています。
まだ乱立状態でもうしばらくは生まれては消えてゆくという淘汰の時代が続くとは思いますが、
今から動向を注視しておくことは重要なのではないでしょうか。


なお、僕はMacの方についてはまだあまりよく知りませんので、
とりあえずはWindows陣営側の動向です。


UMPC"Origami"


マイクロソフトUMPCのコンセプトを発表して、
それに基づいたハードがいくつかのメーカーから発表になりました。
機能を厳選し、仕様を固定することでかなりコストダウンが図られているみたいです。
実際に発売されているモノもありますが、
http://plusdblog.itmedia.co.jp/origami/2006/04/smartcaddie_5ff9.html
まだまだこなれていないようで、上記ブログのコメント欄でも色々と議論されており、ケチョンケチョンにされている部分もあるみたいです。
でも安いのは魅力だよなぁー…。
20万円あったら2台買えますよ!


一方、http://ukigami.com/modules/wordpress/でも度々言及されているのはTabletPC。
屋外での本格的な仕様を考えたら結構便利な機能が多数搭載されていると思います。
また、屋内に限らなくても、考古学は図形を多用するので、
ペンオペレーションを採用しているTabletPCは結構利用範囲は広いんじゃないでしょうか。
僕はこれが出て、「Microsoft Office OneNote」が発表されたとき、
今までのノートやメモ帳などのアナログツールを全部ゴミ箱に放り投げてしまおうかと本気で考えてしまいました。
まぁ色々とまだこなれていないために目に付くところがあり、
いまだ実行には移せていないわけですが…。
でも、大学の講義や会社などの会議でメモ取るんだったら、絶対便利だと思うんだけどなぁー。


TabletPCについての最新情報などは以下のサイトがポータルサイトになるでしょう。
こんなに本気で取り上げてくれるところがあるなんて嬉しい限りです。
ITmedia +D PCUPdate:Tablet PC チャンネル


実用性を考えたら、僕はやっぱりThinkPad好きなので
これが“ThinkPad”クオリティのタブレットPCだ──レノボ・ジャパン「ThinkPad X41 Tablet」 (1/3) - ITmedia PC USER
↑これがいいのですが、モバイルにはちょっと大きいんだよなぁー。
常時携帯というのには大きい。


と思っていたら↓のようなハードウェアが登場。
1キロを切る超小型・軽量のコンバーチブル型タブレットPC──富士通「FMV LIFEBOOK P8210」 (1/2) - ITmedia PC USER
ペンオペレーションでモバイルAVノートの魅力が変わる──富士通「FMV-BIBLO LOOX P70R」 (1/3) - ITmedia PC USER
かなり期待してるんですが、いかんせんメーカーがちょっと好きになれない…。
あとは(細かいことですが)画面のサイズが1024*600とXGAに少し足りない。
XGAでも狭いと思っているくらいなので、これはちょっとイタイ。
# そういう意味では

# が1280*768を採用したのはかなりグッと来ました。
まぁ画面サイズやメーカーのこと以外だったらかなり高得点なんですけどね。
インターフェースもよく考えられて、必要最小限に絞られているし。
ただやっぱり信頼性がなぁ…。


あとは、やっぱり最終的な、且つ最大の問題となるのはバッテリの駆動時間でしょうね。
SmartCaddie」もボコボコに叩かれているのはこの部分だし。
やはり現状での「バッテリ」を使用したシステムでは越えられない壁があるような気がしますねー。
バッテリ駆動時間だけでみれば

こんなのもありますが、TabletPCではここまでとんがった製品はまだ開発されていません。
メーカーもこの辺については半ば諦めてるのでしょうか。


ワイヤレスでの駆動に関しては、次世代の電源技術である燃料電池に期待しているんですけどね。


他にもPDAのこととか、スマートフォンのこととか(W-Zero3なんてのもありますね)、Linuxの方はどうなんだとか、言及したいことはいくらでもあるんですが、
今回はこのくらいで。


Ziroさんの仰る「調査現場でのリアルタイム情報処理」用デバイス
僕も(一応)色々考えてみています(いや、趣味と実益を兼ねて、ですが…)。


まぁ野帳には野帳の良さや利点もあるんですけどね。