東福寺東司(とうす)と浴室

「第41回京の冬の旅」ということで、社団法人京都市観光協会が主催して、
非公開文化財特別公開を行っています。
その中で、3/18日までの公開で、東福寺の東司(とうす:便所)と浴室が公開されていました。
http://www.kyokanko.or.jp/huyu2006/2006huyutabi_1.html


公開自体は1月から行われていて、発表当初は「急いで見に行かなきゃ」と思っていたのですが、
3月までやっているということを知って、「ならいつでもいいや」と後回しにしておりました。
しかし、先日東福寺の前を通って看板を見て、急に思い出し、他の用事に優先して行って参りました。


実は東福寺は初めて。
近所に住んでると、「いつでも行ける」と思ってしまいついつい後回しになってしまいます。
大体、紅葉の季節とか、メチャクチャ人が多くてとても行く気にならないのもまた事実。


なんで急にここだけ特別に行ってきたのかというと、
以前身内の勉強会で「便所」の発表を担当したときに調べたことがあって、
実際の現物を見てみたいと思っていたからでした。
後で聞いたら、この東司の公開は20年ぶりだとか。
浴室については初公開だったそうです。


公開は終わってしまい、建物の中には入れなくなってしまいましたが、
連子窓から中はいつでも見られるので、もし興味のある方は一度行ってみてはいかがでしょう?
東司のある空間、本堂、三門などは拝観が無料ですから(有名な通天橋は有料です)。
建物内には地中に埋め込まれた大甕がずらりと並んでいて、なかなか壮観ですよ。